Lesson26
フィニッシュ
フィニッシュは、スタートに比べれば楽だと思います。スタートはみんなでヨーイドンでスタートするので、船が一杯いて、ポジション争いが大変ですが、一方fINISHは、一通りコースを走った後なので、船はかなりバラけているはず。でも、ここでちゃんとラインを切らないとfinishにならないので、気を抜かないでいきましょう。
Finishラインは、上の図のように、風に対して直角に置かれるのが理想ですが、実際には傾いているものです。その傾いているラインをどうやって切っていけばいいかというと、
近いところからFinishしろ!
ということになります。風上に向かっているんだったら、できるだけfinishラインの風下のところに。風下に向かっているんだったら、finishラインのできるだけ風上に入るのがよい。いうことです。それぢゃあ、どーやってどっちが近いかを判断するのかというと、例えば風上に向かっているときに、
@の地点に着いたときに、どちらに近いか目で見て判断する。というのが一つの手です。@のポイントは、アウターと本部船のレイラインの交わるところです。スターボにてここにきて、本部船が近かったら、タックして本部船寄りでFinishすればいいし、アウターが近かったらそのままFInish
すればいいって事になります。また、スターボで右からきて、本部船を目指してきたりすると、ホントはアウターが近いのに、距離をロスしてしまうって事になるので、右からスターボで来るときに、明らかに本部船側がよいというわけでなければ、アウターをとりあえず狙って、@の地点かその手前でどちらが近いか判断して、↓のように本部船が近ければ、タックして、本部船側にはいると良い。
ポートアプローチで左からくるときは、さっきと逆で、本部船を狙ってきたほうが良い。
また、実際には、ラインに対して、本部船がどっちに向いているかによって、ラインと風向きをみたり、前の船がどっちに入っているかで判断するのが一般的かと思います。どーしてもわかんなかったら真ん中入っちゃうとか。どーせFinishはラインの長さも短いし・・・ということで。(これはいい訳)あとは、Finishライン直前で思いっきり上らせて(またはタックさせて)ちょっとでも早くラインを切ろうとしたりします。100メートル走で、Finishの時に体を前に投げ出すみたいな感じ。でも、タイミングがずれると、スピードが落ちて、かえって遅くなるので注意。
風下に流し込みFinishするときも近いところからFinishするという考えか方は同じで、できるだけFinishラインの風上よりのところを狙って入ります。
ここで、ラインを切ったにもかかわらず、ホーンがならないととても悲しいので、リコール等には十分注意しましょう。